【プチ書評】月と六ペンス サマセット・モーム

書評と言っても僕には文才がないので今後「プチ書評」と称して読書感想文的なものを書きたいと思います。

ショウペンハウエルの『読書について』という本の中で「本を読むだけでは自分で考えなくなる」みたいなこと(みたいなこと!)が書かれていたので、少しでもアウトプット出来ればいいです。

 

予備校の英語の講師がサマセット・モームの英文が出てくる度に「サマセット・モーム、みんな知ってるよね」「世界十大小説、みんな知ってるよね」「月と六ペンス、最近新訳でたよね」としつこかったので読んでみることにしました。

ザックリ言うとチャールズ・ストリックランドという男が40歳の時に家族も仕事も財産も捨て、画家を目指す。彼の生き様を書いた話。ゴーギャンがモデルらしいが架空の人物。
この男、登場時は平凡そうな描写がされてたが、今で言う「アスペ」「ガイジ」「サイコパス」などのスラングが当てはまります。そして、誰よりも情熱(欲望かもしれないが)に満ち溢れた男。

初めは「コイツ頭おかしいでしょ、おもしろ笑」とか思ったが死人が出たあたりから「コイツ頭おかしいでしょ、ヤバイ((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル」って感じになりました。

それでも芸術家とはなにか、欲望とはなにか、情熱とはなにかについて考えさせられました。

 

僕の人生において死ぬほど熱中したことはあっただろうか?多分ない。強いて言うなら少年野球でしょうか。それでも高々4年。高校でも部活を辞め、勉強はできる方だと思ってたが浪人し、また大学に落ち、結局僕の人生とは何なんだろうか?

これは後日記事にすると思いますが、早く死にたいと言うより、早く社会にとって生産力のある人間になりたい 。今の僕はただ消費するだけのくず。ニートです。

 

僕が人生をかけて熱中できる何かは見つけることができるのだろうか。